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SEEDS-net vol.83
2007年7月30日発行 |
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メジャーリーグにサッカーアジアカップにプロボクシング・・・欧米生まれのスポーツ界で今週もまた、多くの日本人選手が世界的に活躍ましたね。でもちょっと、足元に目を向けてみませんか?よさこい祭り、そして相撲。みなさんは自国の伝統文化について、どれくらいのことを知っておられるでしょうか。このSEEDS-netが、改めてそれらに目を向け、考えていただけるキッカケなどになったら、嬉しく思います。もちろん、それだけではございません!今注目の“ファンサービス”を肌で感じてきたレポートもございます。温故知新?では、どうぞ〜!
<もくじ>
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+ マイレポート + 慶應義塾大学SMRG |
7月26日、私たち SOJ はとある団体との合同ミーティングを開催しました。その団体は慶應大学の研究団体、 SMRG [Sports Management Research Group] 。団体名を見て分かるように SMRG は、 SOJ と似た理念を持つ団体です。今回の企画はせっかく早稲田と慶應に似た性質を持つ団体があるのだから、横のつながりを作り、これからの互いの活動をより有意義なものにしようじゃないかということで行われました。
当日は、まず互いの団体活動報告をした後に「質問力」というゲームをしました。代表的な問題に「海がめのスープ」というのがありますが、聞いたことありますか?簡単に説明すると、ある事実に基づいた問題が出され、答えを導くためにどんどん質問していき、解答するというゲームです。ですが、これがかなり難しい。頭の中で色々な仮説を立てそれに向かって質問すればいいだけなのに、どうして自分の頭はこんなに固いのだと、もどかしい気持ちになります。頭使います、ほんと。今回の本題は「小さな出版社でも『株』『占い』『ダイエット』というテーマを扱った本であれば内容は大して変えなくても、カバーを新しくすれば安定した収益が得られると言われていますが、それはなぜでしょう」という問題でした。答えは次号のメルマガに載せるので、読者の皆さんも、ちょっと考えてみて下さい。
みんなの緊張がほぐれたところで、 SOJ と SMRG のメンバーを混ぜて3班に分け「スポーツのビジスネスとしての価値とは何か」というテーマでディスカッション。議論する時間が短かったということもあり、結論は3班とも同じような内容になりました。このテーマで思ったことは SMRG とのスポーツと関わる際の視点の違い。研究団体である SMRG は各自が目的を持って行動しているように思います。また、今回一緒にこの企画を立ち上げた人は、スポーツとビジネスの関係について勉強しており、自分たちよりさらに突っ込んだところで勉強しているように思えました。
ミーティングが終わった後は招待券をいただいて国立まで移動し、サッカーを見に行きました。前座は早稲田大学対高麗大学、メインは FC 東京対 FC ソウルの試合。久しぶりに生でプロのスポーツを見て、やはりスポーツは生で見るのが一番だと実感。韓国サポーターの盛り上がり方が印象的でした。
サークルと研究団体の違い、それぞれに長所と短所があるなかで、互いが協力していけたらさらにおもしろいことができるのではないかと期待できる一日でした。
【参考リンク】
慶応大学SMRG [Sports Management Research Group]
田中 悠貴 |
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+ スポーツスタジアムの可能性 + 私を競技場に連れてって♪ 〜両国国技館編〜 |
日本の国技と言えば、相撲を思い浮かべる人が多いだろう。大相撲は、幕内の取組が全試合NHKで放送される。プロ野球でさえ全試合は放送されることはない。テレビ放送もさることながら場内での観戦も多くの観客を集めている。そんな相撲場には何か魅力があるはず。今回は大相撲が行われている両国国技館の魅力について言及したい。
大相撲の観客の応援を聞いたことはあるだろうか。野球やサッカーのように鳴り物は使わないし、決まった手拍子をして応援をすることもない。観客は思い思いの言葉で、思い思いのタイミングで力士に声援を送る。なぜ大相撲はこのような応援になるのか。ここで注目して欲しいのは、相撲の1階の観客席、マス席である。マス席といえば、演劇などでもよく見られる。マス席の中では仲間同士、飲み食いをしながら応援をすることができる。
他のスポーツの競技場ではどうだろうか。ほとんどの競技場の観客席は横に並んでいる。ここで思い出してもらいたいのは、波である。波は横一線になってひとつの波長を持って押し寄せてくる。そう、横一線の観客席の構造は、波のような性質を持っているのだ。それが野球やサッカーのような一律の応援、打ち寄せる波のように絶え間ない応援を生み出すのである。このような応援は、すでに応援団によって一試合分の応援が決められ、半ば強制的な応援での観戦となる。その応援のために、スポーツのそのものの音が聞こえなくなり ( 野球の打球音など ) 、スポーツそのものを楽しみたい人の阻害となる可能性もある。
相撲はマス席という、四角い 4 人掛けの観客席となっている。周りの観客席とパイプによって仕切られることで野球やサッカーなどの波のような構造にはならず、波のような応援も生まれない。この観客席の構造が、思い思いの応援を生み出したのである。そして取組が始まると場内は静かになり、力士の迫力ある張り手の生の音を楽しむことができ、相撲の醍醐味を存分に味わうことができるのだ。
もうひとつ両国国技館の特徴は、土俵のある場内に広告がないことである。今、スポーツは経済と切り離せない関係にあり、その関係のひとつが企業の広報手段にスポーツを用いることである。プロ野球はこの関係が最も強いスポーツのひとつである。プロ野球はチーム名に企業名がはいり、球場はところ狭しと広告が並び、この広告収入がスポーツを運営するための大事な収入源となっている。
しかし、両国国技館の土俵のある場内には広告看板がない。大相撲の広告といえば、取組の前にスタッフが広告を持って土俵の周りを回るだけである。場内に広告がないから、観客の目線は土俵に一気に向けられる。言い換えれば、場内に関心の集まるものは土俵しかないから、土俵にしか目がいかない。土俵に自然と惹きこまれてしまうのだ。
両国国技館に秘められた魅力は、相撲の競技そのものだけではない。他のスポーツの競技場にはない、両国国技館独特の構造が相撲の魅力を一層惹き立てているのである。
寺田 慎平 |
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+ 真夏の饗宴 + 第3回 |
前回はいきなり冒頭から
訳の分からない民謡を載せてしまい、
読者の方々を困惑させてしまったようだ。
(ちなみに友人からは‘もはや日本語と言っていいのか分からない'と突っ込まれた。)
今回から、『よさこい祭り』の心髄に近づけるよう
語っていくよう努力したいと思う。
読者のみなさんも、どうぞ
ごゆるりとお付き合い下さい。
一つ本編に入る前に、最近筆者を
びっくりさせたことがあったので報告させて頂きたい。
筆者の祖母は外見は若々しいものの
今年で御歳77歳、喜寿である。
そんな彼女、どうやら数十年のブランクを経て
今年の‘よさこい祭り'本祭に出場することを決めたようだ。
筆者の‘よさこい祭り'踊り子デビューが、
前回もお伝えしたように3歳。
よさこいの受容範囲の広さ、
読者のみなさんに少しは伝わっただろうか?
では、第三回スタート―
自由は土佐の山間より
「‘よさこい'って何?」と聞かれると困ってしまう。
「観てもらわんといかんちや(観てもらわないと分からない)」、
となってしまうからだ。
「‘よさこい'のルールは?」と聞かれれば、それは簡単である。
基本ルールは、
1チームの人数は 150 人まで
鳴子を持ち、前進する踊りであること
曲のアレンジは自由、だが必ず‘よさこい節'を入れること
各チーム、必ず地方車(じかたしゃ)を一台用意すること。
この位だろうか、細かい規定はあるにしろ
大方上記に従えば文句は言われまい。
とにかく自由で、わが道をいく高知県人は
縛られることを嫌うため、この位がよいのだろう。
数年前、自転車にラジカセを乗せ
女三人で出場し観客の度肝を抜いたチームがあった。
その翌年より、人数制限が厳しくなったため
その勇姿をもう目にすることは出来ないが、
‘よさこい祭り'の自由さがよく分かる出来事だった。
さらに言えば、‘よさこい祭り'踊り子参加の最高齢記録は 96 歳である。
きっと今年も記録は更新されるであろう。
ちなみに‘よさこい祭り'の踊り子に年齢制限はない。
赤ちゃんだって、お母さんが抱っこして隊列に加われば
立派な踊り子の一人である。
そんな下は赤ちゃん、上は じんば も ばんば も負けていない
‘よさこい祭り'なのだが、決して落ち着いたお祭りではないことを
次回語っていきたいと思う。
きっと、想像を超える激しさと熱さに
読者のみなさんも驚かれるであろうことを宣言して、
今回はお開きということで―
次回へ続く
杉野 綾美 |
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