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SEEDS-net vol.87
2007年9月24日発行 |
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まだまだ残暑きびしい日々が続いていますが、あと一週間で夏休みも終わりです・・・
SOJ のメンバーは東京・大阪・高知・アメリカ・・・それぞれの舞台で様々な経験をしてきました。ラグビー・野球・陸上・よさこい・・・競技者として、スタッフとして、観客として・・・スポーツっていろんな側面があるんですね。夏の思い出ぎっしり詰まった今号、じっくりご堪能ください。
<もくじ>
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++ マイオピニオン ++ アメリカ滞在記 |
大学に入学し初めての夏休み、僕は大学のプログラムを利用してアメリカのオレゴン州に行き、2週間ほどホームステイをした。アメリカには生まれて初めて行ったため、すべてが新鮮味を帯び、感動したことはいくらでもあるのだが、その中でも忘れられない一コマとして、イチローの試合を見に行ったことを紹介したい。
僕はせっかくアメリカに来たのだからメジャーリーグを見たい、そして、個人的にとても尊敬しているイチローを見たいと思っていたので、ホームステイ先のファミリーに冗談のつもりで「イチローの試合を見に行きたいなぁ。」と言ったら「 OK! Let's go! 」という軽いノリで答えてくれ、(さすがアメリカ人!)僕はシアトルに行きイチローの試合を観戦することになった。
オレゴン州から車で3時間半ほどかけて、ワシントン州のシアトルに着いた。マリナーズのホームである SAFCO FIELD はシアトルの町の真ん中に位置しており、多くの市民でにぎわっていた。球場に入ると、日本でもみられるように多くの人が選手のレプリカユニフォームを着ていたのだが、とりわけ印象的だったのは、イチローのレプリカユニフォームを着ている人の割合がかなり高かったことだ。おそらく、10人中5〜6人は着ていただろう。これは決して大げさに言っているのではない。中にはイチローそっくりの格好をしている人もいた。
今、日本では(おそらく昔から)外国人選手に対し、あまりいいイメージを持たれない風潮があるが、アメリカで実力もあり、またおごらない性格のイチローはとても愛着が持たれており、日本人の誇りといっても過言ではなかった。
試合はエンゼルスとの対戦。国家斉唱やメンバー紹介など、盛大な盛り上がりの中で、僕はずっと興奮しながら観戦した。結果から言うと8−0でマリナーズが負けてしまったのだが、イチローは4打数2安打といつも通りの安定した結果を残し、彼の活躍をみることができたので見に行けてとてもよかった。
イチローがヒットを打ったとき、球場は沸きに沸いた。思わず叫んだ、「イチロー最高!!」という声は僕の心にいつまでも響き続けるだろう。
佐山 一史 |
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++ マイオピニオン ++ 青山スポーツまつり |
東海大の友達に誘われ、9月16日に秩父宮ラグビー場の隣で催された青山スポーツ祭りの手伝いをしてきた。野球、バスケットボール、サッカー、ラグビーのスポーツのブースと警察署、消防署、green birdというボランティア団体のブースがあり、わたしはヤクルトスワローズのTシャツとキャップを身に着け、ストラックアウトの運営をした。
はたして運営なんてえらそうなことを言っていいんだろうかっ。悔しがって何回もチャレンジしてくる野球少年、2メートルの距離からしか届かないかわいい女の子、子供以上にむきになってボードをにらむお父さん。ブースに来てくれたそんな人たちと一緒に思い切り楽しんでしまった。参加賞は「古田」とデザインが入った眼鏡ふき。もしかしたらレアものになるかも。。。
手伝いの合間には他のブースに行って様々なスポーツを体験。中でも面白かったのはラグビー!!Green RocketsとBRAVE LUPUSというチームのプロ選手が来ていて、ラグビーに対して全く無知な私だったが、積極的に絡んでみた。Green Rocketsの選手は片言の日本語でパスやキックの仕方を教えてくれた。タックルするふりをされたときは、冗談でもめちゃくちゃびびる。とても面白くて優しい方だった。BRAVE LUPUSの選手にはいろんな質問に答えてもらい、再びパスの練習をした。気さくで親しみやすい方だった。
そして最後には「スローインのときにキャッチするプレイヤーを持ち上げるやつ」をしていただいた。二人のプレイヤーが前後でひざの上辺りの腿とふくらはぎの下ら辺を掴み、あげてもらう人がジャンプするのに合わせて一気に腕が伸びるぎりぎりまで持ち上げる。一瞬で地上3メートル超え。快感である。降りた後もしばらく興奮しっぱなしだった。本当にいい体験ができた。ラグビーっておもしろいんだ!
そして隣のラグビー場でやっていた早大vsケンブリッジ大の試合も少しだけ観戦でき、ラグビーに見せられた1日となった。祭りの後には東海大の先生に連れられて焼肉をご馳走になりました。しかも西麻布で。色々な話も聞けたし、おいしかったし、ほんとうにありがとうございました。
初のスポーツイベントのボランティアは非常に楽しい経験となった。
朱 温子 |
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++ 私を競技場につれてって♪ ++ スタッフ編 |
この夏、大阪で世界陸上が開催された。私も熱い戦いが繰り広げられた長居陸上競技場に足を運んだ。観戦していると、スタッフの意外な行動に歓声が上がった。 400 mハードルをスタッフが準備する時、横一列に並んだ8コース分のハードルを一斉に並べる。並べ終わるとスタッフの1人が掛け声をかけ、それぞれのコースのスタッフが一斉にスタンドに向かってポーズをとったのだ。そのスタッフからのパフォーマンスによって、スタンドからは笑いと拍手が起きたのだった。
このパフォーマンスを見て、プロ野球の風景を思い出した。野球では試合の途中でグランド整備をする。この時間が意外と長いのだが、この時、すかさずマスコットやチアガールが出てきて音楽に合わせて踊り始める ( ちなみにメジャーリーグには、グランド整備をする整備員が踊りながらグランド整備をするスタンドがあり、名物になっている ) 。この時も世界陸上と同じようにスタンドからは拍手が起きる。マスコットやチアガールの踊りを見て楽しんでいるうちにグランド整備は終わり、野球の試合は再開する。観客の目はグランドのまま。グランド整備だけの退屈な時間を観客に与えることなく、また観戦できるのである。
このようなスタッフのパフォーマンスは試合中の選手のパフォーマンスに比べれば、おまけみたいな役割かもしれない。しかし、このおまけが少しでも多くの観客の目をグランドに惹き付けたままにする。そしてこのパフォーマンスで起きた笑いが観客のテンションを上げ、競技の大きな歓声につながるのである。
競技と競技の間隔がどうしても長くなってしまう陸上競技だが、世界陸上ではこのようにスタッフのパフォーマンスがその間の時間を埋めていた。テレビではコマーシャルになってしまう野球のグランド整備も、実際の競技場ではあらゆるパフォーマンスが行われている。このように「グランドでは常に何かが起きている」と観客に思わせ、少しでも長くグランドに目を向けさせることが、スポーツ観戦を楽しんでもらうために大事な要素である。
テレビ中継だけではなかなか味わえないスポーツ観戦の魅力が、競技場にはある。
寺田 慎平 |
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++ 真夏の饗宴 ++ 第5回 |
「暑さ寒さも彼岸まで」、と言ったものだが
今年はなかなか残暑厳しいようで
今も、最高気温が30度を超える日々が続く。
然るに、読者のみなさんは
どのような夏を
お過ごしになったのだろう。
気温に比例し、アツく、刺激の多いひと夏だったのか
それとも平穏に、時が過ぎ去った夏だったのか。
読者の皆さんにとって
カタチはどうであれ実り多い夏であったと願っている。
今回は「第54回高知よさこい祭り」の特集号をお届けしたい。
そして今回の記事にて、「高知よさこい祭り」についてのレポートを
締めさせていただきたいと思う。
今まで筆者の稚拙な文章にお付き合いいただき、本当に有難く思う。
この特集号が集大成となり、読者の皆さんに祭りの臨場感が大いに伝われば幸いだ。
では、第5回スタート−
高知よさこい祭りは、毎年 8 月 9 日から 12 日までの4日間に渡り開催される。
9 日は、前夜祭
10 ・ 11 日は本祭
12 日は、全国大会と後夜祭
( 13 日に毎年花火大会があり、これをもって祭り週間とする風がある。今年は豪雨で中止)
という日程が決められており、前夜祭・本祭・全国大会それぞれに審査があり、
それぞれの賞が存在する。
受賞チームは、多少の流動はあるものの
毎年常連化が進んでいる節がある。
そこは少し物足りなさを感じるところでもあるが
上位チームが固定されることによっての相乗効果のほうが大きいと
最近感じるようになった。
上位チーム内での激しい「よさこい大賞」の争奪戦が毎年観物である。
しかし、それは醜いものではなく極限まで華麗だ。
踊り自体のみならず、衣装・隊列・楽曲・地方車・・・など細部に仕掛けを凝らしてくる。
いかに観客を魅了し、満足してもらえるか
いかに自分たちが燃え尽きることが出来るか
いかにライバルとよい勝負できるか−
また上位チームが常連化することによって
受賞したことのないチームが、何とかして
その上位に食い込もうとレベルを底上げしてくる気迫も
観客としては、観ていて楽しくなる。
ただ、やはり祭りの醍醐味は競い合うことではなく
踊って歌って笑って楽しむことではないか、とも筆者は感じる。
競い合うチームがいれば、ゆるゆると踊り続けるチームだってある。
高知よさこい祭りのいいところは
どんなチームも、取りあえず踊っとけばいいじゃない
そういうゆるさ加減だと思う。
だからこそ、観光客やチームに参加していない人のために
当日参加のチームがいくつもあるのだろう。
そして後夜祭のフィナーレは、踊り子観客関係なく‘総踊り'で締められるのだ。
これまで、よさこい祭りの「祭り」としての魅力について示してきた。しかし、高知県観光産業の目玉であり、4日間で普段の高知からは想像を絶する程の、人・車・金が動く「よさこい祭り」である。開催から54年間、祭りが成長していくごとに抱える問題点も大きく、そして多岐に渡るようになっている。祭り開催期間は、中心街が通行止めになるため交通渋滞は必至だ。騒音、マナーの悪い観客や踊り子、ゴミ処理の問題などはこれからも完全になくなることはないと思われる問題だ。
さらに今年、地方車関係であってはならない重傷者を出す事故が起きた。予防が出来たかもしれない事故だっただけに、来年からの規制が厳しくなることが予測されている。
ただ、近年は少しずつよい方向に向かっている問題もある。ゴミ問題は街の美化を啓発するボランティアの人達が動き始め、観客や踊り子も巻き込み祭り開催中のゴミ拾い活動を浸透させている。
よさこい祭りは、少なくとも高知で育った人間には
なくてはならない行事になりつつあると私は感じている。
その祭りを後生に受け継ぎたいなら、もとい
自分達がこの世から消える日まで楽しみたいならば
その祭りを開くことが出来る場所を、自分たちの町を
責任を持って大事にしなければならないと思う。
土佐っ子の遺伝子にゃぁ、よさこい節が組み込まれちゅうらしいぜよ
まっこと、そうにかわらん
ほんじゃきよさこいきいたら
泣きとうなるし
血潮がたぎってくるき
じっとして居れんがよ
話よったら踊りとうなったで
ちくと次の踊り考えんかよ?
然して、すでに人の気持ちは来年の饗宴へと向かっているのである。
最後までお付き合いくださり、本当に有難うございました。
杉野 綾美 |
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